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学術会議への質問状、ラフ案です

2008年1月22日

こんにちは。
学術会議が報告書をまとめるのは、3月末になるのだそうで、・・・書き始めた質問状がどんどん長くなってきている向井です。
今のところ、私の感じている疑問点は、次の通りです。
まだ言葉を練っていないので、大筋を捉えて読んでみてくださいね。

そして、お時間のあるようでしたら、皆さんの心の中でも、この問題についてちょっと考えてみてください。
生殖補助医療に関する法律作りは、日本の未来を決める大切なものになると思われます。
憲法にも書かれてある、“最優先されるべき子の福祉”が、当然、この法律の原点となるのですから・・・。

日本は、すべての子を宝物として捉える国であるのか。
子を主役に据えた価値観を基に、希望ある社会を築いていけるのか。
不妊に悩むご夫婦が、実際、こんなにもたくさんいるのですから、その人たちの気持ちを充分に思いやりながら、法律が練られてほしいと願ってやみません。

学術委員の方々に申し上げたいのは、前例や科学的調査を検証するのと同等に、「もし、自分やパートナーがそうだったら」、「もし、自分の娘がそうだったら」、「もし、自分の孫がそうだったら」と、イメージを未来の方向へ膨らませながら、より多くの国民が共感できる報告書を取りまとめていただきたいということです。

さて、前置きはこのくらいにして、では、早速、書き出してみますね。


@ 代理出産が、生まれてきた子供、代理母、依頼夫婦へ、身体的精神的にどのような影響を与えるかについては、科学的に行われた調査結果がなく、不明である。よって、これから国の管理下において、臨床研究のような形で長期的にデータを集める必要がある云々とあるが、つまり、その是非を判断する科学的根拠が揃っていない現段階で、法律による禁止にまで持っていってしまっていいのか。では、今回出された「悪影響が懸念される」との見解を裏打ちしているのは、どのような調査結果だったのか。

A 私の知る限りでは、これまで代理出産を行った日本人夫婦には、医師がとても多い。婦人医、小児科医だって、何人もいらっしゃる(学術委員さんのごく身近にも!)。医学的知識も充分にあり、医療現場で、妊娠・出産というシーンをずっと見続けてきた方々が何故、代理出産を選んだのか。そして、その方々の育てる子供さんたちに、他の(自然に妊娠し、最もポピュラーな形で出産したご夫婦から生まれた、いわゆる一般的な)子供さんとの違いが見られるかどうか。それらを、絶対匿名を条件に、発表してもらうのはどうか。人の命を救うために医師になられた方々なのだから、きちんとプライバシーを守る約束を示せば、きっといい論文が出てくるはず。最初に代理出産を成功させた日本人夫婦の子供さんは、もう高校生になっていると聞くので、もしかしたら、すでに出生について聞かされているかも。

B文化的宗教的に違いがあるとしても、たとえば、アメリカで代理出産をしたアメリカ人夫婦には、その事実をまったく隠していない代理母&そのファミリー、依頼夫婦、そしてもちろん、その事実を知りつつ生活している子供たちが大勢いるので、そういった皆さんを統計調査することも行い、是非とも参考にしてほしい。トラブルが起こり、裁判になった例を伝え聞いたところで、「問題あり」と結論づけてしまう先生が多いような印象を受けるが、「学術会議」という名前の下、調査方法やその結論の導き方には、美しい説得力が必要だと思う。

C 「死亡の危険性のある妊娠・出産を、第三者に課す問題が大きい」という理由が挙げられているが、では、その“第三者か否か”を決めるラインはどこにあるのだろうと、どうしても考えてしまう。「オレの子供を産んでくれ」と言って、恋人にプロポーズする男性も少なくないと思うが、そこに“将来を誓い合う愛”があれば、「もはや、第三者ではない」ということになるのだろうか。「日本では戸籍が基準ですから」と言われるだけかもしれないが、4年間か5年間か(どっちだっけ?)一緒に暮らせば、その男女は内縁関係にあるとされ、戸籍に関係なく夫婦同然と見なされるのも事実だし、籍を入れない選択をするラブラブカップルだって増えている。たとえば、“将来を誓い合う愛”には非常に自信を持っている、私たち家族と代理母家族の関係はどうだろう? 生まれたその日から、ずっと本当の親子のように時間を共有し続けている、私たち夫婦と万里・結太の関係はどうだろう? いつか、内縁の家族関係になれる日が来たりして、・・・というのは飛躍しすぎだろうが、第三者ではいけないのなら、妊娠出産できない女性の姉妹や母親が代理母になることについては許されるのだろうか。そこには、必ずや“将来を誓い合う愛”が存在すると判断していいのだろうか。他国に比べ、決してボランティア意識が高いとはいえない日本における、“第三者”、“ボランティア”の定義も改めて伺っておきたい。←これは、“営利目的”という言葉の説明にも必要不可欠かも。

D 「家を重視する日本では、強制や誘導が懸念される」とのことだが、このことに照らし、精子提供についてはどう説明がなされるのか聞いてみたい。今回、卵子提供については「充分な検討時間がない」との理由から、結論は先送りになったが、では、精子提供については、いつ、どこで、どんな検討がなされたのだろうか。ここに横たわる男女差について、論理的な説明がなされた記録を見つけることができないのは私だけだろうか。女性は、「妊娠出産」という行為によって、人の母になることができるという。つまり、身体的ノルマが必須条件だ。が、男性は、たとえ遺伝的つながりがなくても、実際に養育にかかわらなくても、「養育の意思」さえあれば、父親になれるという。女性の持つ「養育の意思」には、何の重みもないと言われているようにも受け取れてしまうので、是非、説明があってほしい。女性が仕事を持たない時代に形成された価値観のままならば、あまりにも古臭いが、それをあくまでも通すというのなら、もっと母子家庭への保護が厚くてもいいはず・・・。

E もうひとつ、「生まれた子が出自を知る権利の確保」についても、結論が先送りになってしまった。この点については、私が学術会議に出向いた日に、同じく意見陳述した男性が詳しくお話したらしい。男性は、精子提供によって生まれた方なのだが、その事実を知り、「遺伝的父親に会いたい」という気持ちを抑えられず、とても苦しんでらっしゃるという。現在、日進月歩の勢いで研究開発されている遺伝子治療について、ご存じない学術委員はいないと思うが、髪の毛でも爪でも唾液でも、ごく簡単に遺伝子を調べられるようになる日は近い。そんな中、この権利をどう捉えていくかを先送りにしたまま、生殖補助医療について議論することはできないのではないか。

F 「本来の生殖活動から大きく逸脱している」といった理由にも、説得力を持たせてほしい。「本来」とか「基本的に」という言葉は、非常に曖昧であり、人によって捉え方に違いが出てきてしまうと思う。「本来の生殖活動とは? 親子とは? 家族とは?」という部分に軸を置いてもらわなければ、上の言葉が具体的な意味を持つことはない。ただ、「精子提供は、本来の生殖活動から逸脱していない」ということにはなるので、「卵子提供も、本来の生殖活動から逸脱していない」とされていいはずだろうという印象は強く残る。代理出産と、精子提供、卵子提供を、それぞれ別の場所で議論したいということなら、それぞれに対する見解を繋ぐ言葉を用意してほしい。「代理出産は、代理母の身体に危険を課す」というのなら、「卵子提供は、提供者の身体に危険を課さない」のか。「代理出産で生まれた子供を、引き渡したくないと言う代理母がいるから禁止した方がいい」というのなら、「精子提供をしたが、その後、自分では家庭を持たなかったため、やはり、あのときに生まれた子供に一目会っておきたい」という事態には、どう対処するつもりなのか。法律を作るには、将来を見据えたビジョンが必要であり、そのためには生殖補助医療全体を見渡した見解を示してもらわなければならないと思う。

G「胎児に障がいがあった場合の解決が当事者間の契約だけでは困難」という理由については、逆に聞きたい。私たち夫婦に関しては、子供にどんな障がいがあったとしても、必ず育てていく決心があった。「もし、胎児に障がいがあったら・・・」という点においては、他のどんなご夫婦や(未婚の)妊婦さんも覚悟することだと思う。子供に障がいがあってもなくても、自分のお腹を痛めていてもいなくても、その養育を放棄してしまう親(もしくは保護者)は存在するが、では、代理出産で生まれてきた子に関して、どんな「当事者間の契約だけでは解決困難な問題」があったのだろうか。それが他の、いわゆる一般的な方法で妊娠出産に至ったケースと比べて、どれだけ難しい状況を引き起こしたのだろうか。これから代理出産に挑戦しようとしているご夫婦が、ご自分たちの気持ちをしっかり確かめておくためにも、そういった具体的な例を示してほしいと思う。また、この国が、親の愛情を受けることなく過ごさざるを得ない環境にある子供たちを、どれだけ守ろうとしているかについても教えてもらいたい。里親になろうとしたり、養子縁組をしようとした際も、この国の法律は決して優しくなかったので・・・。

H「海外で代理出産をしようとする夫婦に対しても、処罰することになろう」との意見もあるそうだが、代理出産を許している国・州において、厳格な手続きの下に代理出産を行った日本人を処罰する根拠を示してほしい。日本では、車の右側通行は禁止されているが、日本と反対の右側通行を定めている国に滞在中、車を右側通行で運転していた日本人を成田で待ち受け、道路交通法違反として罰するようなものだろうかと想像してしまう。そもそも、代理出産したかどうかを調べる方法などあるのだろうか。海外で赤ちゃんを産みたいという女性が増えてきているが、そうした女性も含め、国際線で帰ってきた赤ちゃん連れの女性を、空港の別室に呼び、出産の形跡があるかどうか、内診台に乗せて調べてみるとか。・・・ものすごいセクハラになりそう。また、処罰の程度について、どう取り決めるのかも聞きたい。代理出産でしか遺伝的つながりのある子を持てない女性と、代理出産をしなくても赤ちゃんが産める可能性のある女性では、罰の重さが違ってくるのだろうか。心臓や腎臓などの具合が悪く、医師から出産を止められている女性が無理をする事態を招きはしないだろうか。・・・結局、より神経質に隠れて代理出産にトライする夫婦が増えるだけなのではないかという声も多い。病気に罹ってしまっても、誰にも打ち明けられない時代がやってきてしまうのだろうか。

I これまで、代理出産が胎児に与える影響についてのデータはないという。が、代理出産等で生まれた子供が、その後、精神的にどのような影響を受けるかについては、ある程度の調査がなされたと聞いた。8月の学術会議中、慶応大学の産婦人科医師が質問に答える形で発表していらしたが、それは、慶応の生徒(私の記憶が正しければ、高校生と大学生)をアトランダムに選出し、その子たちに、「もし君が、ご両親が生殖補助医療を受けた結果として生まれた子供だった知ったら、どのように思うか」と聞く調査であり、それ以外の調査は実現不可能だったという。そうした調査から導き出せる結果もあると思うが、それなら、家も近いし(笑)、うちの子供たちを調査したらどうだろう。かなり踏み込んだ調査になる可能性も考えられるので、実際にどんな調査が行われるのか、まず(打たれ強くなっている?)我が家がモルモットになりませう。「たられば」以外の調査の充実も図ってもらわなくては、制定後、何十年も使われるだろう法律を作ることはできないはず。言うまでもなく、私たちとパートナーを組んでくれた代理母も協力を約束してくれているので、どうぞ!

J 最後に、国の厳重な管理下で、代理出産に挑戦できる夫婦が選ばれるというのなら、その選考方法や予定人数を是非とも教えてほしい。もうすでに、私の元へ子宮をなくしてしまった女性から連絡が集まってきているが、そこに夢を持つことで、気持ちを奮い立たせ、病気と向き合うことのできている方々は少なくない。一縷の希望を持てるか、持てないか。たったそれだけと言われるかもしれないが、本当にたったそれだけで、人間はとてつもない力を発揮することも、あっという間に生気を失ってしまうこともできる。「子宮がない人は、どう頑張っても母親にはなれないのよ。いい加減に諦めなさい。法律で決めるわね」と、人間が人間に向かって言うことの、なんと恐ろしいことだろう。人を救うために炎に飛び込む消防士や、登山隊の夢を後押ししようと命をかけるシェルパ、映像で皆を感動させようと危険を引き受けるスタントマン・・・。そのような人たちと代理母の間に、どのような線引きがなされようとしているのか。その部分に関しても解説があってしかるべきだと思う。


・・・と、今のところ、一応、ここまでです。長かったですか?
子供たちが寝ている間に急いで書いたので、かなりマヌケな文章ですが、学術会議の報告書は、こんなシロウトの質問に答えてこそ、説得力をメキメキ持つはずなのでありますよ!

1月31日には、学術会議が、市民の“意見を聴く”公開講演会を開くのだそう。
あれ? 公聴会を開いて、一般市民から“意見を集める”って書いてある新聞もありますね。

私も時間の許す限り出かけて行って、アレコレ質問してみたいと思っていたのですが、・・・はて、どんな形になるんでしょう?
質問時間とかが、思いっきり区切られている可能性あり、かも。←8月の会議の際も、委員長先生が話をざくざく区切ってこられるので、実は、しゃべり続けるのに気合が要ったムカイだったっスよ(汗)。

う〜ん、ちょっと問い合わせてみた方がよさそうですね。
ふぅぅ、今日はこのへんにしましょうか。

あ、遅ればせながら、私の今年の目標は、「ベストを尽くす」です。
元旦にDVDで観た、『世界最速のインディアン』の中に出てきた言葉が、すっごく気に入ったんです(もちろん、映画ごとナイスでしたよ!)。

ある人の墓石に刻まれていた言葉なんですが、
「He did his level best(彼は最高によくやった)」って、素敵じゃないですか?

私も墓石に、「She did her level best」と、ダンナか友人に、・・・いえ、本当のことを言うと、できることなら、子供たちに彫ってもらいたいにゃ〜。
そうしたら、どんなに嬉しく千の風になれるかしらと思ったら泣けてきた、そんな一年の計だったのでございます。


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