
「アフリカ写真、好評につき」
2013年2月14日
またまた、ビッグ5圏外をご紹介しておきます。 横道に逸れてばかりで、なかなか王道写真をアップできていないのですが、このハイエナのかわゆさを味わっていただきたくて♪
ブチハイエナと、その赤ちゃんです。 赤ちゃん、めっちゃかわいいですよねーっ。 まゆ毛の白がなんとも言えず、いやはや、癒し系ラブリーさんです。
よくよく見れば、お母さん(?)のお顔も、意外や癒し系。 「ハイエナのような・・・」というと、平気で汚い手も使う、ずるくてしつこいイヤなヤツというイメージですが、現地の皆さんに伺うと、ハイエナの頑張り屋さんな一面が見えてきたりするのであります。
ハイエナは、他の肉食動物が苦労して捉えた獲物を横取りしたり、その食べ残しを狙って周りを取り囲んだりする、・・・こともあるそうですが、実は、そういった「ズル」はほとんどせず、自分の食べるものの9割は、自分で狩りをしてゲットしているのだそうです。えらいじゃん!
どうしても狩りが成功しなかった際に、残り物を食べたりも擦るそうですが、そういった「仕方なく残りご飯」は、ライオンなどもしているのだとか。
ただし、ハイエナの狩りは、かなりの持久戦。 ライオンやチーターのように、ガーッと襲って捉える短距離選手的な狩りではなく、相手をどこまでも追いかけ続け、追いかけられた相手が疲れて果てるまで延々と後ろをついてくる・・・という、マラソン選手的な狩りなんですって。
何十キロもついてこられたら、・・・いくら走りが得意なガゼルも倒れますね。 追いかけ続けられる者の恐怖心から、「ハイエナのような・・・」という言葉が生まれたのでしょう。 ガゼルが言葉を知っているかどうかは謎ですが、もしかしたら、狙われた人間がいたのかもしれません。
粘り強く、諦めない、マラソン選手。 ハイエナ、本当はナイスなアスリートなのかもしれません。
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