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「双葉町の春」
2012年4月26日
線量について、それぞれのガイガーカウンターの特性もわからないまま、載せてしまってよかったのかどうか。
うまく説明できませんが、立ち入り禁止になっていない区域にも、驚くほど高い数値の出る場所がある・・・ということだけは確かでしたので、シロウトとして、見たままをお知らせしておくことにした次第です。
番組取材のような、下調べを担当する作家さんや、専門知識を持ったアドバイザーさんが同行する形の訪問ではなく、本っ当にまったくのプライベートで行ってきたんです。
ただ、だからこそ。
原発事故は、まだ終わっていなくて。 あの場所から、未だ放射能が漏れ続けているとしか考えられない状況を目の当たりにした一市民として、感じたことを感じたまま、謎は謎のまま、ここにストレートに書くことができると考えたんです。
国や自治体や東電に向けて何か意見するというよりも、まずは、困っている友人兄弟と、弱っていくその親御さんを、どうにか少しでも助けたいんです。
双葉郡にご自宅のある方は皆さん、お家の片付けをする際、事前に申請をし、それが通れば少しだけ町に入ることができる・・・という形で、かろうじて故郷と繋がっているのだと思います。
もちろん、どんな事情があるにせよ、もう絶対に入れないという区域もあるのでしょう。
もうすぐ帰ることのできるようになるエリアもあると聞き、少し嬉しくなったのですが、よく聞いてみると、「帰ることはできても、住むことはできないんですよ。ライフラインが復活する見通しだってまったくないですし」とのこと。
あのぅ、それは「帰る」という言葉を使っちゃいけないことなんじゃないの?
国や自治体が使う「帰る」と言葉には、マジックがあるんです。「帰れますよ」と言えば、東電からの補助金が安くてすむわけですから。
住めないのに、補助がなくなったら、どこでどうやって生活すればいいの?
亜紀さん、私たち、そこが本当に知りたいです。ものすごく不安で、みんなもう疲れ果てて限界なんです。今、うちは住所不定ってことになっていて、クレジットカードも使えないんです。避難させてもらっているいわきの住所には”住んでいる実態がない”と、カード会社は判断するんです。かと言って、双葉町は居住禁止エリアなわけで、そこに住所は置けない。先祖代々400年住んできた場所でも、もうあそこは住まいじゃないんです。
・・・。 何も言葉が見つかりませんでした。
帰る場所、ほっとする、衣食住の足りる自分の居場所。 家族が揃うホーム、スイートホーム。 そこが突然奪われたまま、説明なく振り回され、心がカラカラになってしまっている方々へ。
私がシロウトデジカメで撮った故郷の写真を、できるだけアップしておきますね。 ピントが合っていなくてすみません。
まずは。 双葉町の、あまりにも有名になってしまったゲート。
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