
「福島、満開(i_i)
2014年4月10日
第二原発近くの桜です。 ふわっふわの満開でした。
もっともっとたくさんの人に愛でてもらいたかったはずの花びらたち…。
それでも息を飲むほど美しくて、うるうるしてしまいました。
金網と青空と桜と。 …まさか、このまま本当に二号機が再稼働する日がきてしまうのでしょうか。
決着のつかないことが山積みにされたまま、また新しい春が巡ってきました…。
夜の森の桜並木も(入れるエリアは限定されていますが)夢のように見事でしたよ! またアップしますね。
一昨年&去年は防護服を着て眺めた桜を、今年はマスクひとつで見上げることができ、一瞬嬉しかったのですが、…放射線量は以前と変わっていないようでした。←地元・富岡町の元気なお母さん達が教えてくださいました。ありがとうございます(拝)。
実は、私たちの持っていった線量計も、ずーっとピーピー警音を鳴らし続けたまま、1秒たりとて静寂を与えてくれることはありませんでした。
帰還困難、帰還準備、居住制限と、地図に線が引かれ。 桜並木はごっついバリケードで寸断され。 家々は徐々に朽ちていき…。
そんなやるせない現実を、ふんわり包み込んでは悲しいほど美しい花びらたちだったのでありました。
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