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「やっと、やっと言えます!!!!!」

2009年4月22日

たった今、NHKのニュースを見て、飛び上がりました。
長野の諏訪マタニティクリニックで代理出産をしたご夫婦が行っていた申請が受け入れられ、特別養子縁組が認められたとのこと。
本当におめでとうございます。

このご夫婦に関しては、子宮の働きのない妻の代わりに、その女性の50歳代の母親が代理出産をし、まず、その母親がご自分の子として出生届を提出(去年の2月)。
その後、ご夫婦から特別養子縁組を希望する申請があり、それが先日、認められたとのことでした。

よかったですね。
これで、生まれた子どもさんは、代理出産を依頼したご夫婦の実子となんら変わらない権利を持つ存在になります。
ご夫婦も、娘のために命がけで頑張られたお母さまも、今、ほっとなさっていることでしょう。

実は、我が家についても、特別養子縁組が成立しています。
最高裁判所が「分娩していない私は子どもたちの母親と認められない」という決定を下して間もなく、当初は「では、子どもたちの親権はどこにあるのか」を確認するために、仕方なく特別養子縁組の申請という形をとってみた、という状況でした。←「では、母親は誰なのか」、最高裁決定文はそこに一切触れていませんでしたので。

が、その審議が進んでいく紆余曲折の間、私が一番こだわっていたハードルがいとも簡単にクリアできるという事実にぶちあたったのです・・・。

思えば、特別養子縁組の申請をし、さまざまな審議が行われ、我が家にも調査員さんが2回来て、私たち夫婦と子どもたちの間に親子関係が成立するかどうか、観察して行ったちょうどその夏、私は日本学術会議に呼ばれ、代理出産反対の先生方とガンガン話し合っていたのであります。

そして、学術会議が「代理出産を原則禁止するべきだ。ただし、調査としての代理出産を認めることはあり得る」という、具体的にはどうなっていくのか、まったく先の見えない結論を出したちょうどその3月、我が家の特別養子縁組が成立。

その間、私は、申請書等にシンディの名前を書き込むことはありませんでした!
・・・シンディ夫婦は「私たちの名前を書いても、まったく構わないわ」と、言ってくれていたのですが、絶対に迷惑をかけたくなかったし、変な前例は作りたくなかったんです。

縁組の申請が通ると、日本国籍は“再取得”という形になりましたので、こちらに審査は必要ありませんでした。
今は日本とアメリカの重国籍ですが、21歳までにどちらの国籍にするか、本人が決めることになるでしょう。

去年の春すぎから、私たち家族の戸籍は新しいものになっています。
それをこっそり確認しに行ったとき、私は本当に本当に震えました。
先日も、万結は日本のパスポートでグアムに遊びに行ったんですよ。

ここで。
どうしても、何故、この事実を皆さんにお知らせできなかったのか、理由をお話しておかなければなりません。
私たち夫婦より前に代理出産にトライなさっていた関西地区のご夫婦から、「特別養子縁組の申請をしたり、それが成立したりしても、そのことを公表してほしくない」と、お手紙が届いていたからです。

私の弁護士は、そのご夫婦の行った代理出産と、私たち夫婦の代理出産は、同じ「代理出産」という言葉で表されるものの、まったく別ケースであり、特別養子縁組の審査等に際しても、違った論点が話し合われるものだから、高田家の前例がその夫婦の目指す道を閉ざす可能性はないはずだと話してくれていたのですが、・・・私は、どうしても言えなかった。

でも、他にも特別養子縁組が認められたケースが出てきた今、やっと、やっと言えます。
国籍法の改正部分もプラスを生んでいることでしょうし、もう大丈夫ですね。

ものすごくつらかったのは、代理出産を目指すご夫婦に、「私たちのようなケースなら、特別養子縁組が認められますよ。代理母夫婦の名前を書き込まなくても、申請が認められる前例ができていますよ!!」と、一刻も早く、お伝えしたかったからに他なりません。
是非、参考にしてくださいね。←自費出版で、本にしましょうか。

思い起こせば、あの最高裁決定からも、思いっきりいろいろなことがありました。
霞ヶ関からの帰り道、日比谷公園を意味もなくグルグル歩き回ったり。
講演で、「特別養子縁組をしようとは思わないんですか」と質問されたのに、何も答えられなかった自分が情けなくて過呼吸になったり。・・・あのときは、すみませんでした。

嗚呼、異常に長くなってしまいそうなので、今日はこのへんで失礼しておきましょう。
明日のお弁当は、鶏の唐揚げにでもしましょうか。
今、冷蔵庫にあるものの中で一番のご馳走を作って、お祝いしておきますね!